- 「安全で楽しいダイビング」のためにはいくつかの要素があります。
- 第一に自分のからだにフィットし、使用しやすく、信頼性の高いダイビング器材。
第二にそれらの器材を使いこなすダイバーとしての能力(知識、技術)。
第三に自然環境を的確に判断できる能力です。
ここでは「自然環境に対する心構え」についてだけ一つの考え方を示させていただきます。
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◎自分の能力と自然環境のマッチング
- 海が荒れていたり、潮流が早かったりする場合に、どの程度までだったら安全にダイビングできるのかということが問題になります。「波高が○○センチまで」「潮流は××ノットまで」「風力は○○メートルまで」ということは一般的な概念としていえたとしても、実際にはそれぞれが持っているダイバーとしての能力によって異なり、同じ環境であってもある人にとっては危険な環境であったり、ある人にとってはやや安全な環境であったりします。
また、この事は一緒に潜るバディの能力によっても左右されます。ダイバーとしてどんな優秀な能力を持っている人であっても、能力の限界を越えれば事故につながります。
他の人が潜っているからといって、自分にとって安全であるかどうかは別の問題です。
ダイビングする前に自分自身で海を見て、自分にとってどうであるかを判断することが必要です。
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◎ダイビング前に「イメージ・シュミュレーション」を
- ダイビング中のトラブルに冷静に対処するため、「イメージ・シュミュレーション」が役に立ちます。ダイビング前に「予想できるトラブル」に対して「どのように対処するか」をイメージしておくのです。
ごく基本的な事柄としては「自分あるいはバディがエアー切れになったらどうするか?」などがありますが、さらに「エキジットの時に海が時化てきていたらどうするか?」「エキジットできる別の場所はあるか?」「潮流に流された場合にはどうするか?」なども事前にイメージしておくといざという場合にあわてずに対処することができます。
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◎経験したことのない環境では誰でも初心者
- どんなベテランダイバーでも、経験したことのない環境でダイビングするときには初心者です。
例えば、ナイトダイビングをしたことのないベテランダイバーがいたとしたら、初めてナイトダイビングをしようとする時には初心者です。ダイビング前にはそれなりにストレスを感じるでしょうし、ナイトダイビング特有の器材の扱いにも不慣れです。
同じように、初めて経験する深度、透明度、水温、潮流、地形など皆同じです。ダイバーは「経験したことのない環境では初心者」であり、経験豊富な地元ガイドのアドバイスや指示に従うべきです。
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◎ダイバーとしての自慢
- ダイバーの方々は往々にして「危険な状況に陥ったが、その状況を切り抜けて生還した。」というような話を自慢しがちです。しかし本当の自慢は「長いことダイビングをしてきたけど、危険な状況に陥ったことがない。」というのが自慢であって欲しいと思います。
レジャーダイビングは所詮遊びです。無理をして潜る必要はないし、怖い思いや苦しい思いをして潜る必要もありません。いつも「安全で楽しいダイビング」ができるよう心がけてください。
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